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高知市もみのき病院の診療科は脳神経外科,小児科,内科,消化器内科,眼科,ペインクリニック,緩和ケアです

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高知新聞『あしすと健康アドバイス』平成20年1月〜12月

心房細動と脳梗塞の関係について   <循環器内科>

 心房細動は不整脈の一つです。不整脈とは心臓の拍動の速さとリズムに乱れが生じた状態です。心房細動では心臓の心房という部分が不規則かつ高頻度に収縮するため、心臓の血液を送り出す力が低下します。また脈が急に速くなったり、遅くなったりします。発作として起こる場合と慢性に続く場合があります。年齢とともに発病は増えますが、過労や精神的ストレス、飲酒や睡眠不足などが誘因となります。
 さて心房細動で大きな問題になるのが、心房内で血液がよどむことで血栓(血の塊)ができ、それがはがれて心臓の外へ出ていくことです。そして血栓が大事な脳の動脈を閉塞すると脳梗塞になります。突然に手足のまひやしゃべりにくさを覚えたり、意識が悪くなったりします。脳梗塞の三割近くが心臓に原因があるといわれています。従って心房細動で脳梗塞の危険性が高い方には血液が固まりにくくなるようなお薬を使って脳梗塞を予防します。(H20.11.25掲載)
 
石元篤雄
もみのき病院 医師 

脳ドックで分かること <脳神経外科>

 脳ドックの主な目的は脳卒中の予防にあります。脳卒中は、健康に自信のある方でも突然襲ってくる場合が多く、命を落としたり、後遺症に苦しむことの多い病気です。MRIという磁気共鳴画像診断装置が導入されたことにより、脳血管の状態を造影剤や放射線を使わずに安全に検査することができるようになりました。このMRIにより脳卒中の予防への道が開けてきたといえるでしょう。また、最近メタボリックシンドロームが話題になっていますが、脳心血管疾患を含めたアテローム血栓症(全身性かつ進行性の疾患)という概念が注目されるようになり、脳ドックが将来の脳卒中だけでなく、虚血性心疾患、閉塞性動脈硬化症などの一次予防としても重要な役割を担うようになってきました。脳疾患や脊髄疾患の気になる方、ご親族の中に脳卒中・脳腫瘍の罹患者のおられる方、高血圧・糖尿病・高脂血症・肥満・喫煙などの脳卒中危険因子を有する方に特にお勧めします。(H20.9.22掲載)
 
森木章人
もみのき病院 院長

網膜静脈閉塞症の治療      <眼科>

 眼底出血のひとつである網膜静脈閉塞症と診断された時には、まず、動脈硬化を悪化させるような因子(高血圧、糖尿病、脂質異常症)の合併がないかチェックして、異常があれば内科での治療を行います。血液の凝固機能を少し抑えて、血栓形成を抑制することも行われています。網膜のレーザー光凝固術は、新生血管の発生を抑えて、再出血、緑内障の予防に有効であることがわかっています。網膜の出血は時間がたつと吸収されますが、視力が回復しない原因となる網膜の腫れとそれに伴う変性をいかに治療するか、さまざまな試みがなされています。ステロイドホルモンの注射、硝子体手術などです。目の血管の走り方の個人差、静脈閉塞の程度、部位で、治療の成績が違ってきます。発病前と同じくらいに回復する場合もあり、悪くなったまま固定してしまう場合もあります。(H20.7.28掲載)
 
内田 邦子
もみのき病院 医師

脳卒中の画像診断       <放射線科>

 画像診断装置の向上により、脳卒中の診断は画期的に進歩しており、全国で急性期脳梗塞におけるCT、MRI検査の標準化に関する研究(ASIST JAPAN)なども行われています。
 脳卒中は、脳出血・くも膜下出血・脳梗塞の3つに分類できます。脳出血やくも膜下出血など、出血の場合はCTで診断した方が分かりやすい場合が多いようですが、脳梗塞はMRで診断することが一般的です。近年のCT装置の向上により、CTでも脳梗塞の診断が可能となってきていますが、急性期の脳梗塞はMRの拡散強調画像(脳梗塞を発症してから2〜3時間後より診断可能といわれています)で、診断を行うことが多くなってきています。
 また数分で造影できるMRAでは、造影剤なしで脳や首の血管を写すことができ、詰まったり(閉塞)や狭くなった(狭窄)血管の様子を知ることができます。特に、急性期の脳梗塞治療は時間との戦いになってきますので、短時間で精度の高い画像診断を受けることは非常に重要です。
 また、脳卒中の画像診断において重要なことは、脳梗塞になる前の一過性脳虚血の時期に原因をつきとめて、治療へと導くことです。また、ドックなどで発見される「かくれ脳梗塞(無症候性脳梗塞)」がある方も、将来脳卒中になる可能性が高くなってきます。大きな脳梗塞になる前に、前兆があることがわかります、この時期にMR検査や頸部・心エコー検査などの画像診断を行い、適切な治療を受けていただきたいと思います。
 また、治療を受けた後も、再発の可能性がありますので、医師のアドバイスに従い、検査を受けてください。また、医師に経過観察を進められている方は、定期的に検査を受け症状の進行がないか、画像診断を行うことが必要となります。(H20.6.23掲載)
 
水口紀代美
もみのき病院
 放射線科技師長

網膜静脈閉塞症とは?    <眼科>

 俗に「眼底出血」といわれるのは、眼球の内面に張り付いている網膜の出血です。網膜の静脈は、動脈とならんで走っていたり、交叉しているので、硬化した動脈の影響を受けやすく、血栓ができてつまってしまうことがあります。これを網膜静脈閉塞症といい、眼底出血の原因の一つです。血栓より末梢側の静脈、毛細血管の血流にうっ滞がおこり、血管壁が傷つき血液成分が血管外に漏れて出血や浮腫となります。どの静脈閉塞したかによって、視野(見える範囲)の全体がかすんだり、一部分だけが見えにくくなります。しばらくたつと出血は吸収されますが、長く続いた出血と浮腫のために網膜がいたんでしまって視力や視野の障害が残ります。時間がたってから弱い血管ができて、もっと大量の再出血をおこしたり、緑内障になることもあります。40歳以上では、100〜200人に1人くらいの発症率といわれます。次に治療について、お話しします。(H20.5.26掲載)  
内田 邦子
もみのき病院 医師

三叉神経痛に対するガンマナイフ治療について  <脳神経外科>

 三叉神経痛は中年以降に起こる発作性の顔面疼痛で、三叉神経の脳幹(橋)に入る部分が血管で圧迫されることにより起こるといわれています。従来から行われてきた治療法は、てんかん薬であるテグレトールなどの薬物治療、ブロック療法、手術(微小血管減圧術)の3つでした。微小血管減圧術は確立された治療法で、良い成績が得られています。しかしながら、年齢や合併症などにより、この治療法の適応とならない場合もあり、また手術後の再発例も少なからずみられるのも事実です。最近ではこれらに対してガンマナイフ治療が行われ、その有効性が報告されるようになりました。治療はガンマナイフ治療の手法を用いて、三叉神経に小さなガンマ線を照射することによって、痛みの感覚を和らげます。70歳以上の高齢者や合併症のため全身麻酔下での手術にリスクがある方、手術後の再発例で、かつ薬剤抵抗性の三叉神経痛がガンマナイフ治療のいい適応となります。(H20.3.24掲載)  
森木章人
もみのき病院 院長

検査で転移性脳腫瘍があると言われ、ガンマナイフ治療をすすめられましたがどのような治療でしょうか?  <脳神経外科>

 ガンマナイフは1968年にスウェーデンのレクセル教授により開発された脳疾患治療のための放射線治療装置です。この装置によって、開頭手術をせずに脳内の病巣の治癒が可能になりました。なかでも転移性脳腫瘍は比較的境界明瞭で、その組織型にもかかわらず、ガンマナイフ治療によく反応することから、最近急速にガンマナイフでの治療症例数が増加傾向となっています。
 従来の放射線治療と比べ、脱毛や骨髄抑制などの副作用が少ないこと、しかも治療が一日で終わることが特徴です。また従来の放射線治療と比べ、腫瘍の局所制御が優れており、脳幹や基底核などの手術不可能な脳深部の病巣でも治療が可能です。ただし、腫瘍サイズが3センチを超えるような大きな腫瘍やがん性髄膜炎の場合には適応が難しくなりますので、一度担当医にご相談ください。(H20.1.28掲載)
 
森木章人
もみのき病院 院長
高知ガンマナイフセンター
 開院時より高知ガンマナイフセンターを開設し、通算4000例の治療を行なってきました。脳腫瘍・AVMなど開頭せずに治療することができます。
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