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高知市もみのき病院の診療科は脳神経外科,小児科,内科,消化器内科,眼科,ペインクリニック,緩和ケアです

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高知新聞『あしすと健康アドバイス』平成23年1月〜12月

肺がん検診を受けましょう    <放射線科>

 肺がんは最新の医療では早期発見で治療する可能性が高まっている反面、発見が遅れると期待した治療効果を得ることなく致命的になることも多い疾患です。40歳を過ぎたら年1回の検診をお勧めします。女性の方などで喫煙歴がなくても肺がんは発生しますので慢心は禁物です。一般には問診・診察とエックス線単純写真が行われます。
 さらにハイリスクの方は積極的に喀痰細胞診(痰を顕微鏡で検査して異常な細胞を検出)を受けてください。ハイリスクとは50歳以上で喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が600以上の方、または40歳以上で6ヵ月以内に血痰があった方になります。最近ではコンピューター断層撮影(CT)検査も短時間で非常に精密な検査ができるようになり、肺がん検出にも有効です。特に従来の単純エックス線写真では肺門部周囲や心臓の裏にあたる領域では見逃しが多くなりやすく、CTでの検査が威力を発揮するところです。詳しくは最寄りの医療機関ないし検診受託機関にご相談ください。(H23.11.28掲載)
 
吉田大輔
もみのき病院
 放射線科 部長 

3テスラMRI装置について <脳神経外科>

 日本に磁気共鳴画像装置(MRI)が導入されてから30年近くの月日がたちました。今やMRIは医療の現場には欠かせない機器となっています。テスラとは磁気の度を示す単位で、数字が大きいほど磁力は強くなります。1.5テスラMRI装置と比べて3テスラMRI装置では約2倍の信号が得られ、空間解像度が向上することにより、特に頭部では従来見えなかった穿通枝のような微小な血管や脳神経も描出されるようになりました。
 脳MR検査の大きな目的は脳卒中の予防にあります。脳卒中は健康に自信のある方でも突然襲ってくる場合が多く、命を落としたり、後遺症に苦しむことの多い病気です。脳血管の状態を造影剤や放射線を使わずに安全に検査をすることが可能です。また、記憶をつかさどる海馬の委縮の判別や脳循環の測定が造影剤なしに可能となったことにより、今後認知症の早期発見に役立つことが期待されます。
 人体の運動をつかさどる錐体路など、神経線維の走行を画像化することも可能となり(拡散テンソル画像)、障害を出さずに脳腫瘍を最大限摘出するための手術戦略やガンマナイフ治療時の照射野を安全に決めるうえで有用です。さらに腫瘍などの生化学成分を解析するMRスペクトロスコピーの性能も改善され、細胞の代謝活動を評価することによって、形態診断だけでは診断困難な病巣の性状診断が可能となります。そして今後腫瘍の良性悪性の鑑別や治療効果判定にも役立つことが期待されます。3テスラMRI装置の安全性は確立していますが、検査を受けるためには条件があります。体内に金属が入っている人や入れ墨のある方、体温調節機能に障害のある人、妊娠中の方などは適応外となります。検査の費用は1.5テスラMRI装置の場合と同じです。検査をご希望の方は3テスラMRI装置のある施設にご相談ください。(H23.9.26掲載)
 
森木章人
もみのき病院 院長

脳ドックで分かってきたこと <脳神経外科>

 脳に特化した健康診断が「脳ドック」としてわが国に定着して四半世紀がたち、学問的にも無症候性神経疾患に焦点を当てて取り組む神経科学として日本脳ドック学会が開始され、今年で20年がたちました。特にMRI技術の目覚ましい進歩により、多くのことが分かってきました。中でも認知症、脳梗塞、未破裂脳動脈瘤の三疾患が重要なテーマとして、最近注目されています。脳ドックでよく見つかる画像異常である無症候性ラクナ梗塞、大脳白質病変、微小脳出血、血管周囲腔の拡大はsmall vessel disease(SVD)の表れであり、これらは脳卒中の原因となるだけでなく、認知症の血管性因子としての意義が大きいことが分かってきました。また脳心血管疾患を含めたアテローム血栓症(全身性かつ進行性の疾患)の概念として捉えられるようになってきました。脳ドックを受けて、脳卒中と認知症を予防しましょう。脳ドックの詳細については、日本脳ドック学会認定施設にお問い合わせください。(H23.7.25掲載)
 
森木 章人
 もみのき病院 院長

脳神経外科で治療可能な認知症
〜慢性硬膜下血腫の病態と治療について〜       <脳神経外科>

 慢性硬膜下血腫は、頭部打撲後に頭蓋骨の内部にある硬膜という厚い膜と脳を包むくも膜という薄い膜の間に血腫が形成される疾患です。頭部打撲後およそ2週間から1〜3か月たって、それまで全く異常がなかった人に片麻痺や意識障害が出現し進行していきます。ご高齢の方に起こることが多く、もの忘れも見られることから、アルツハイマー病などの認知症と混同されてしまう場合もあります。神経症状と頭部MRIなどの画像所見より、容易に診断ができます。自然に吸収され治癒することもまれにありますが、できるだけ早期に処置して脳の構造を正常な状態に戻すことが重要となります。そこで、治療としては局所麻酔下に頭蓋骨に1a程度の小さな穴をうがって血腫内容を除去する手術が行われます。慢性硬膜下血腫の術後経過は極めて良好で、1週間で治ります。認知症の中でも手術によって根治可能な病気です。(H23.5.23掲載)  
有光誠人
もみのき病院 診療部長

新型ガンマナイフ装置について <脳神経外科>

 ガンマナイフは頭部の病巣に放射線を集中して照射する治療装置で、良性の脳腫瘍や、がんの脳転移、脳動静脈奇形、三叉神経痛などが治療対象となります。手術できないとされる脳の深い病巣も治療ができ、手術と比べて身体的負担が少ないのが特徴です。
そして、これまでの特性を残しつつ新たな性能を加えたガンマナイフ装置がスウェーデンのメーカーによって開発されました。この新型は照射目標の位置合わせなどが完全自動化されたことで治療時間が大幅に短縮され、患者や治療スタッフの負担が軽減しました。そして従来のガンマナイフでは治療が難しかった頭蓋底深部、頭蓋頸椎移行部、頭蓋外側部まで、頭蓋内のほとんどの部位が治療可能になりました。治療精度の向上と併せ、患者の負担も軽くなりました。(H23.3.26掲載)
 
森木章人
もみのき病院 院長

良性脳腫瘍である髄膜腫について <脳神経外科>

 髄膜腫は脳を包んでいる髄膜と呼ばれる膜から発生する腫瘍です。診断のためにはMRIが有効で、造影剤を静脈内注射して撮影する造影MRIによりほぼ診断が確定できます。詳しく調べてみた場合、小さい腫瘍を含めると、成人100人のうち、2、3人に見つかるといわれています。悪性のものもありますが、ほとんどは良性で、小さくて無症状なものについては、経過観察か定位放射線治療(ガンマナイフ)による治療をします。ただし、経過観察中に大きくなるものや腫瘍による脳への圧迫で脳卒中のような症状、頭痛、吐き気およびけいれん発作などがあるものなどについては、治療が必要です。
 治療には、手術とガンマナイフ、薬物投与があります。抗がん剤などの薬物療法は一般には無効です。顕微鏡手術で完全に摘出するというのが治療の基本です。3センチ以下ならガンマナイフで治療できます。けいれん発作のある人は抗けいれん剤が必要です。腫瘍周囲の髄膜も含めて切除することにより治療が期待できます。一般には腫瘍を全て摘出できた場合10年後の再発率は数%といわれています。(H23.1.24掲載)
 
有光誠人
もみのき病院
診療部長
高知ガンマナイフセンター
 開院時より高知ガンマナイフセンターを開設し、通算4000例の治療を行なってきました。脳腫瘍・AVMなど開頭せずに治療することができます。
脳神経外科
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