本文へスキップ

高知市もみのき病院の診療科は脳神経外科,小児科,内科,消化器内科,眼科,ペインクリニック,緩和ケアです

ご予約・お問い合わせはTEL.088-840-2222

〒780-0952 高知県高知市塚ノ原6-1

高知新聞『あしすと健康アドバイス』平成24年1月〜12月

脳卒中の急性期リハビリテーションと廃用症候群<リハビリテーション科>

 脳卒中の急性期リハビリテーションでは、廃用症候群の予防が重要です。廃用症候群とは、安静状態が続くことによって起こる心身の機能低下のことで、筋力低下や関節が硬くなったり、意欲低下やうつ状態、起立性低血圧、食欲減退、床擦れ、便秘などの症状が現れます。健康な人でも不活動による筋力低下は起こり、ベッド上安静1週間で20%、3週間では半減するといわれています。脳卒中により生じた機能障害に廃用症候群が加わると、リハビリテーションはその両方への対応が必要となります。1週間の安静によって生じた体力低下の回復には1ヵ月かかるとされています。
 脳卒中に対する効果的なリハビリテーションを行うためにも、この廃用症候群をいかに最小限に留めるかが重要で、十分なリスク管理の下、できるだけ発症後早期から積極的なリハビリテーションを行う必要があります。医師から座る許可が出ている場合は、座ってご家族と話をする時間を持つだけでも廃用症候群の予防につながります。(H24.11.26掲載)
 
岡林美由紀
もみのき病院
作業療法士 

痛み止めにご用心 <ペインクリニック(麻酔科)>

 ご高齢の方が増え、膝や腰などの運動器の痛みを持つ患者さんが急増しています。大半は保存療法が選択されます。保存療法ではリハビリが重要ですが、継続できず鎮痛薬に頼る方が多く、最近では一部の抗けいれん薬、オピオイド(モルヒネの仲間)や抗うつ薬が使われるようになりました。これらの薬を用いた経験のある医師だけでなく、経験のない一般科の多くの医師も処方します。その際、眠気、ふらつき、注意力の障害等の副作用が問題です。もともと脳に作用する薬なので当然の副作用です。また、運動器の痛みは安静時には少ないため、痛み止めが過量の状態になり副作用が全面に出て、日常生活の活動度(ADL)が低下しがちです。副作用が軽度の場合は、自覚のない場合も多数あります。これら、脳に作用する薬の長期内服で脳の機能がどのように障害されるかはよく分かっていません。運動器の痛みの治療では痛みの消失ではなく、リハビリによるADLの改善が目標です。脳の機能が障害されることでADLがかえって低下することがないよう、患者さん自身もよく考えて痛み止めを使用しましょう。(H24.9.24掲載)
 
神原哲也
 もみのき病院 医師

転移性脳腫瘍の治療 <脳神経外科>

 がん細胞の「アキレスけん」を狙い撃ちするとされる分子標的薬の登場により、がんの薬物療法が大きく変わろうとしています。しかし、がんの脳転移に対しては手術以外の補助療法は放射線治療(全脳照射)のみでした。全脳照射では局所制御が不十分な上に、認知症や高次脳機能障害の発生などの副作用が問題となり、ガンマナイフ治療を中心とした定位放射線治療に現在期待が集まっています。
 腫瘍径が3cm以下で、4個までの数であれば良い治療効果が出ており、ガンマナイフ治療の積極的な適応といわれています。また最新の治療装置であるガンマナイフ・パーフェクションの登場により、今後さらに適応範囲が広がっていくものと思われます。転移性脳腫瘍に対するガンマナイフ単独治療成績については現在「前向き多施設共同研究(JLGK0901)」が日本国内のガンマナイフ施設で行われており、数年内にその結果が発表され、今後の治療指針が示されるようになることでしょう。(H24.9.24掲載)

 
森木 章人
 もみのき病院 院長

腰椎間板ヘルニア術後のリハビリについて <リハビリテーション科>

 顕微鏡下で行う椎間板ヘルニアの手術の場合、術創が3センチと小さく身体への負担も少ないため、ほとんどの患者さんが手術から2週間で自宅退院することが可能です。手術後は、リハビリテーションが治療の中心となり早期退院、早期社会復帰実現のため、早ければ翌日から徐々に運動療法を行ってゆきます。また、ヘルニアに由来する痛みは手術で改善できますが、以前からの痛みを避ける無理な姿勢や変化により筋や関節などへの負担が影響し手術後、動作に伴った痛みが少し残る場合があります。リハビリでは、そのような痛みの原因を推測し、時には理学療法士の手による専門的な治療を行ったり、適切な運動を行い、身体的精神的ストレスを減らし、痛みがなくなるように取り組みます。退院時には適切な運動を指導することと生活動作において、自分の体の癖を理解してもらうことにより、腰痛が再発しない生活が送れるためのアドバイスを行います。(H24.5.28掲載)  
森岡義治
もみのき病院
理学療法士

「沖縄クライシス」が意味すること <脳神経外科>

 皆さんは「沖縄クライシス」という言葉を耳にされたことがありますでしょうか? これまでは「長寿日本一=沖縄県」と誰もが認識していたと思いますが、沖縄県の男性では40、50代での心臓病や脳卒中の急増により、平均寿命が2000年の調査で全国4位から26位に急落しました。その要因は高脂肪食に代表される欧米型の食事が本土よりも約20年早く進んだことにあります。戦後の米軍統治で沖縄にはファストフード店がいち早く上陸、そして自家用車の普及も影響し、メタボリック症候群の増加が顕著になったこととされています。現在沖縄県の肥満率は男女共に全国平均の1.5倍以上となっており、学童期や高校生に2型糖尿病が急速に増え始めています。これらのことは、「対岸の火事」で済まされることではなく、「20年後の日本全体で起こる姿」とされています。そうならないためにも、今後のライフスタイルの改善をしていくことが最も大切と思われます。(H24.3.26掲載)  
森木章人
もみのき病院 院長

ガンマナイフによる三叉神経痛の治療について <脳神経外科>

 三叉神経痛とは、中年以降に起こる発作性の顔面疼痛で、従来から行われてきた治療法は薬物療法、ブロック療法、微小血管減圧術の三つでした。しかしながら、年齢や合併症により、この治療法の適応とならない場合もあり、また術後再発が少なからず見つかるのも事実です。最近これらに対してガンマナイフ治療の有効性が報告されるようになりました。治療は通常のガンマナイフの手法を用いて、三叉神経の一部にガンマ線を照射することにより、痛みの感覚を和らげます。最終的な有効性(痛みの軽快または消失)は7〜8割の方に見られます。しかしながら、手術と違い、治療直後に痛みの取れることはなく、治療の効果が出るまでには約1〜3ヵ月を要します。以上のことより、三叉神経に対しガンマナイフ治療の積極的な適応となるのは、70歳以上の高齢者や合併症のため全身麻酔下での手術にリスクがある症例、術後再発例で、かつ薬剤抵抗性の三叉神経痛と考えられています。詳細についてはガンマナイフ担当医にご相談ください。(H24.1.23掲載)  
山口佳昭
もみのき病院 医師
高知ガンマナイフセンター
 開院時より高知ガンマナイフセンターを開設し、通算4000例の治療を行なってきました。脳腫瘍・AVMなど開頭せずに治療することができます。
脳神経外科
もみのき病院
フェイスブックページ

もみのき病院の最新情報を日々更新していますので、こちらも是非ご覧ください。
もみのき病院栄養科ブログ
もみのき病院栄養科ブログ
行事食やレシピなどを紹介しています。
内田グループについて
内田グループ
機能評価認定小児科

帰ろう高知県


個人情報保護について
サイトマップ

医療法人治久会 もみのき病院
〒780-0952
 高知県高知市塚ノ原6番地1
  TEL:088-840-2222
  FAX:088-840-1001