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高知新聞「知って安心 くらしの医学メディカルチェック」

ガンマナイフについて

                    もみのき病院 脳神経外科 院長 森木 章人

 ガンマナイフは脳内の一点(病巣部)に約200個のガンマ線(放射線の一種)を集中照射させる放射線治療です。きわめて侵襲の少ない(周辺の組織を痛めない)治療といえます。
 1968年にスウェーデンで第一号機が開発されて以降、臨床現場でのニーズに応えるべくモデルチェンジを重ねてきました。
 第6世代のガンマナイフは、従来の頭蓋骨にピンで固定するフレーム固定システムに加えて、ガンマナイフでは初めての専用マスクシステムを導入。これにより身体の状態を考慮したマスクを使っての治療が可能となったほか、分割照射による治療が容易になりました。
 その結果、比較的大きな腫瘍や視神経、脳幹などのリスクの大きい部位に近い腫瘍でも安心して治療しやすくなりました。独自の高精度位置決めシステムや赤外線による体動監視システムによって、精密度の高い治療に近づきました。
 治療の幅が広がっただけでなく、治療効果も大きく飛躍しました。そして患者さん一人ひとりに合ったきめ細かい治療を行うことが可能になったことが大きな利点といえます。
(令和2年11月12日掲載)

第6世代ガンマナイフ「Icon(アイコン)」(当院で令和2年10月より稼働)
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ガンマナイフについて、さらにくわしく知りたい方は、ガンマナイフ専用ホームページをご覧ください。高知ガンマナイフセンター

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