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高知新聞「知って安心 くらしの医学メディカルチェック」

進化するガンマナイフ治療

もみのき病院 院長 森木章人(脳神経外科)

 ガンマナイフ治療は脳内の病巣に192本のガンマ線(放射線の一種)を集中照射し、脳腫瘍や脳動静脈奇形などを治療する機器です。スウェーデンで1968年に開発されてから、すでに53年がたちました。
 日本では90年に東京大学医学部付属病院に第1号機が導入され、現在日本全国で52台が稼働しています。この間臨床現場のニーズに応えるべく、治療計画用コンビューターや機器本体の改良が重ねられてきました。
ガンマナイフICON 最新のガンマナイフ(第6世代)では、従来からのフレーム固定に加えて、マスク固定も可能となりました。それによって単回照射だけでなく、分割照射も可能となりました。
 独自の高精度位置決めシステムや赤外線による体動監視システムによって、分割照射が必要とされる大きな脳腫瘍や視神経、脳幹などのリスクが大きい部位に近い病変でも治療が可能となり、その適応は広がりつつあります。
 詳細については、ガンマナイフ専門の医師にご確認ください。
(令和3年9月15日掲載)

ガンマナイフについてさらにくわしく知りたい方は、こちらをご覧ください。
外部リンク高知ガンマナイフセンターの専用ホームページ

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