高知新聞「知って安心 くらしの医学メディカルチェック」
退院支援について
地域連携室 医療ソーシャルワーカー 井上 亜純
患者さんが病気を発症し入院した時に、入院前の生活を送ることができなくなる場合があります。 そのような場合に、私たち医療ソーシャルワーカーは医療・介護・福祉に関する社会資源を患者さんの状態に応じて提供しています。
また、患者さん・ご家族の意向を伺いながら、その人らしく安心して暮らしていくことができるように支援しています。
すぐに退院ができない場合には、リハビリができる病院への転院や入所できる施設を探すことや、時には患者さんと一緒に自宅を訪れ家屋調査を行い、退院に向けて必要な情報を集めることもあります。
このような退院支援を行った場合でも、退院後に自宅での生活を送るうちに初めて見えてくる課題や心配事が起こることがあります。そんな時にも、医療ソーシャルワーカーにご相談ください。必要に応じた社会資源の提供を行い、関係機関と連絡を取りながら問題解決まで支援をさせていただきます。(令和4年11月8日掲載)