人生会議（ACP）について

人生会議（ACP＝アドバンス・ケア・プランニング）とは、人生の最終段階における医療・ケアについて、本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組みのことです。 特に高齢者や重い病気を抱える方にとって重要ですが、すべての人にとって人生における重要な選択や価値観を見つめ直すための大切な機会です。自分がどのような医療を受けたいのか、または受けたくないのかを家族や医療従事者と話し合うことで、将来の選択肢をより良いものにすることができます。仲の良いご家族であってもこうした話をする機会はあまりないかもしれません。 自己理解を深めるだけでなく、大切な人たちと自分の考えを共有することで、相互理解が深まり、将来の不安を軽減し、心の準備を整えることにもつながります。 考え方や状況はその都度変わることがあるため、定期的に見直すことが必要です。ぜひ一度ご家族で話し合う機会を設けてみてはいかがでしょうか。
(R6.9.12掲載）