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高知新聞「知って安心 くらしの医学メディカルチェック」

手術で改善する認知症

もみのき病院  医師 竹村 光広


 認知症といえば「治らない」「進行性」というイメージが強いですが、実は脳神経外科の手術で改善するタイプがあることをご存じでしょうか。
 一つ目は「慢性硬膜下血腫」です。
軽い頭部打撲などがきっかけで、数週間から数カ月かけて脳の表面に血がたまる病気です。物忘れや動作緩慢などの症状が現れますが、頭蓋骨に小さな穴を開けて血腫を取り除く手術で、速やかな回復が期待できます。
 二つ目は「突発性正常圧水頭症」です。
脳を守る脳脊髄液が過剰にたまり、脳を圧迫する病気です。認知機能の低下に加え、「歩行障害(ふらつき)」や「尿失禁」が現れるのが特徴です。こちらは余分な髄液をおなかへ流すシャント手術が有効です。
 これらはCTやMRI検査で診断が可能です。
「年のせい」と諦める前に、急速な物忘れや歩きにくさが気になったら、一度脳神経外科へご相談ください。適切な治療で、元の生活を取り戻せる可能性があります。 (R8.1.13掲載)


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