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高知新聞「医療のおはなし メディトーク」

被ばく低減CT装置について

もみのき病院 放射線科 診療放射線技師 山中 こず恵

 

 最近、造影コンピューター断層撮影(CT)検査による医療被ばくについて、関心が高まっています。 人口に対するCT装置の保有台数を国別に比べると、日本が群を抜いて世界一です。CT装置が普及すると、患者さんは検査が受けやすくなる反面、検査回数が多くなることで医療被ばくも多くなる傾向にあります。過度に被ばくを心配するするあまり、CT検査を行わなければ、診断や治療に必要な画像を得られません。

 そこで、線量を落として撮影を行っても従来と同様の鮮明な画像が得られる被ばくを少なくするための技術が開発されました。現在のCT装置は、その技術を用いた装置が増えています。このような装置の使用は、できる限り被ばくを少なくしたい健診や子どもの診療に利用価値が高いと思われます。特に肺がん検診はCTを使うことで癌の発見率が高くなるため、非常に有用といわれています。 喫煙者や喫煙歴のある方、またはそのご家族で中高年の方は年1回程度、肺がん検診を受けましょう。くわしくは、当院または放射線技師にご相談ください。 (H27.7.掲載)
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