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高知新聞「医療のおはなし メディトーク」

脳卒中で倒れないために ~今あなたにできること~

もみのき病院 院長 森木章人(脳神経外科)

 

 脳卒中は現在日本人の死因の第4位、寝たきりの原因の第1位です。 脳卒中は、「まずは起こらないようにする」「起こしたらすぐに病院へ」「助かったら再発をどうやって防ぐか」が大切なポイントです。
 脳卒中には予備軍ともいえる人たちがたくさんいます。この予備軍の中から、本物の脳卒中が発生してくるのです。  また高齢化社会が進む中、脳卒中の予防は「元気な老後」を送るためにとても重要です。脳卒中の原因として、次の5つは特に注意が必要と言われていまする。  ①高血圧 ②糖尿病 ③脂質異常症 ④不整脈(心房細動) ⑤生活習慣  脳卒中予防の基本は、まず生活習慣の改善から。それには悪い生活習慣を控え、どんな病気を患っていると脳卒中を起こしやすいのかを知ることが大事です。さらに運動やバランスの取れた食事なども重要です。
 日本脳卒中協会では、脳卒中を予防するために心がけたいポイントを川柳調に「脳卒中予防十か条」としてまとめています。ぜひご参考にしてみてください。

脳卒中予防十か条

  1. 手始めに 高血圧から 治しましょう
  2. 糖尿病 放っておいたら 悔い残る
  3. 不整脈 見つかり次第 すぐ受診
  4. 予防には たばこを止める 意志を持て
  5. アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
  6. 高すぎる コレステロールも 見逃すな
  7. お食事の 塩分・脂肪 控えめに
  8. 体力に 合った運動 続けよう
  9. 万病の 引き金になる 太りすぎ
  10. 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ
    (H29.5.10掲載)  

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