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高知新聞「医療のおはなし メディトーク」

脳卒中診療のポイントは脳卒中を疑うこと

もみのき病院 名誉院長 森本 雅徳(脳神経外科)

 

 脳卒中は、脳の血管が詰まったり破れたりすることで、半身の麻痺、半身 のしびれ、言語障害、視野の障害、立てない、動けないなどの運動失調や 頭痛などが突然発症します。
 そのまま放置すると、症状が更に進んだり、 再発作を来して重篤な状態となる危険性があります。 脳卒中発作の被害を最小限に食い止め再発を防止するためには、迅速な対応が求められます。すなわち、早期発見、早期出動、早期搬送、早期来院 、早期検査、早期診断、早期治療開始であります。脳卒中の急性期診療において、これらはいずれも重要でありますが、最初のスタートは脳卒中であることに気づくことです。
 ご自分でおかしいと気付かれることもあるかもしれませんが、あなたの周りにいる方が、急に顔がゆがんだり、手の動きが悪くなったり、しゃべり方がおかしくなったりした場合は、すぐに病院を受診してください。これが脳卒中患者を救うことにつながります。   (H29.6.12掲載分)  

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