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高知新聞「医療のおはなし メディトーク」

生活習慣病に気をつけましょう

もみのき病院 手術部長 楠目 祥雄(麻酔科)

 

 年齢を重ねてくれば、心臓、脳血管障害、がん、骨・関節の障害などいろいろな原因で手術を受ける機会が増えてきます。 手術麻酔、特に全身麻酔の安全性は近年飛躍的に向上していますが、それでも体に併存疾患を抱えていれば、それだけ手術・麻酔のリスクも高くなってきます。例えば、高血圧の方は術中・術後の循環器系合併症の、ヘビースモーカーや肥満の方は術後に呼吸器系合併症の危険が増しますし、糖尿病の方は手術の傷の治りが遅れます。
 すなわち、生活習慣病をお持ちの方はそれが手術を受ける原因にもなりますし、また手術を受ける際には手術・麻酔のリスクを高めてしまいます。
 食事の時に糖質・脂質・塩分・アルコールの取り過ぎを控える、禁煙を心掛ける、適度な運動を続ける、そんな生活習慣病を予防する身近なことが、手術・麻酔を受ける際のリスクを減らすためにも大変有効です。
 できるだけ長く楽しい人生を送るためにも、今から心掛けて見られてはいかがでしょうか。   (H29.7.13掲載分) 

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