高知新聞「医療のおはなし メディトーク」
安全な医療を提供するために ~患者相談窓口の充実~
もみのき病院医療安全管理者 戸田 かお里
安全な医療を提供するためには、患者さんやご家族に情報を提示し治療方針を決定するのではなく、患者さんやご家族との対話を基に、患者さんやご家族の意思を尊重し決定していくことが重要です。
また、社会的に在宅療養が推進される中で、在宅療養に関する不安や、介護するご家族が思いを表出、相談できる場が必要です。 そのため、患者さんやご家族と医療従事者とのコミュニケーションの促進や患者さんやご家族を支援する体制として「患者相談窓口」を設置しています。
患者さんやご家族からの疾病に関する医学的質問ならびに療養生活上および入院上の不安に関するご意見やご相談などについて、看護師や社会福祉士が対応しています。
患者さんやご家族との対話を促進し患者さんやご家族の意思を尊重できる関わり、住み慣れた場所(地域)で生活が送れるよう地域とつなぎ、支援を一緒に考えていきます。
(H30.1.22掲載分)